幸福について
以下引用
ある程度以上裕福な先進諸国においては、個人の経済的裕福さと幸福感との間には関連性が見られなくなる[17]。 統計学的に見て、幸福感に大きな影響を与えているのは、婚姻状況[18](未婚/既婚/離婚の違い)および信仰心であった(注. ここでいう「信仰心」とは主としてキリスト教の信仰のことである)。世界14ヶ国の16万人余りを対象とした国際研究では、幸福であると答えた人の率は、信仰心があつくて礼拝や儀式にもよく参加する人のほうが高かった[19]。
様々な統計的データによって明らかになったことは、幸福感の基線を決めるのは、環境の客観的な条件ではなく、個々人の内的特徴(「信仰心」や「ものの考え方」など)である、ということである[20]。
また、幸福感を持っている人に共通する内的な特徴は4つあり、その4つとは ①自分自身のことが好きであること、②主体的に生きているという感覚を持てていること、③楽観的であること、④外向的であること、であると指摘されている[21]。
また、人は価値のある活動に積極的に参加し、自身のゴールをめざして前進するときに、より多くの幸福を感じることができる[22]。
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